アビームがわからない!?基本に戻り自分のポジションを確認しましょう。

はじめは、

ウインドサーフィンのボードの上に立つだけで、いっぱいいっぱいだった。

次第に慣れてきて、セイルに風を受け進むことの楽しさを知る。

しかし、ついセイルを支えるので、頭いっぱいになりどっちに進んでいるのか、どっちから風が来てるのかわからなくなる。

そんな、経験も一段落し、なんとなくどっちから風が来て、どっちに進めばいいのかが分かってくると、そろそろアビームという言葉を耳にすると思います。

 

少し上達!!アビームとは??

アビームの方向に進むために、多少でも風上に上れるということを前提に話をします。

もし、風上に上るということがわからないという人でも、目標をしっかり選定することでなんとなく上りができるようになっていきます。

アビームとは、風上に対して90度の角度でセイリングを楽しむコースになります。

アビームウインドクロック

 

アビームでセイリングするための準備

アビームの説明.001

まず、海上でシバー(ニュートラルポジション)にします。

すると、背中で風を受けると思います。そこで、ボードを風に対して90度にします。

(海上で、セイリングをスタートする時、このように習いましたね)

ここで、ボードのノーズが向いている延長上テールが向いている延長上に、目標物を見つけます。

(結構、遠くのものがいいです。どっちか片側だけでも見つけてください。)

これで、準備は終わりです。

 

さーいざ出発!!

そしたら、いよいよセイリングスタートです。

この時、どっちから風が来ているかという意識もできたら、いいですね。

あとは、自分が、見つけた目標物に向かってセイリングしましょう。

さらに、周りを見渡して、同じようにアビームでセイリングしてる人を見つけてください。

その方と平行に進むことで、アビームでセイリングすることができます。

 

タックとジャイブの違い

アビームの説明.002

スタート地点からアビームでセイリングしていくと、次に折り返さなくてはいけないですよね。

そこで、タックの場合とジャイブの場合と違いを見ていきましょう。

 

まず、タックの場合

タックをするとターンで、多少風上に上ることができます。

そうすると元の位置に戻るのに、風に多少流されても戻ることができます。

 

しかし、ジャイブの場合

風下へターンをするので、風下へ下ってしまうというデメリットが出来てしまいます。

これを、カバーするためにジャイブでターンをしたら風上へ上りながら元に位置に戻らなければならなくなります。

 

よって、

上り角度を取れない初心者のうちは、タックでターンをすることをお勧めします。

でないと、風下へどんどん流されて戻って来れないなんてことにもなりうります。

しかも、風下へ流されてしまうと、はじめに決めた目標へ向かうのに上り角度を取りすぎて「デッドゾーン」に入ってしまい、さらなる悪循環を生みかねません。

 

最後に

アビームでセイリングするために、

 

・目標を決めてセイリングをする

・風を受ける角度に意識する

・周りと平行にセイリングする

 

ウインドサーフィンをやる人たちは、ほとんどアビームでセイリングしています。

なので、周りに合わせて平行にセイリングすることで、自然とアビームの角度になるかと思います。

 

また、「目標に向けると進まなくなる」って悩んでいる方は、

きっと、下り過ぎているのが原因です。

なので、もう一度目標の設定をやり直してみましょう。

ここで注意ですが、何度も目標設定をやり直すということは、とても危険な状態にいると考えてください。ほとんどの場合が、どんどん風下へ流されている状態です。しっかり周囲の状況を確認して、しっかり帰れるように早めの行動を心がけましょう。

 

以上です。

それでは、より良いウインドライフをお過ごし下さい。

 

↓追加記事↓

アビームがわからない!?(2)風の強弱によって上り下りをする。

 

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