天気図の見方

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ここでは、海のスポーツでは最も重要な天気に関するお話をしたいと思います。

天気といえば、テレビで見て晴れだの曇りだの雨だのって、お天気お姉さんが言ってくれますよね。

そんな、天気予測が自分で出来たらすごいと思いませんか??

もちろん、天気予報で見るでもOKです。

 

気象予報士でもないので、100%当たるなんて無理ですが、少しでもこんなもんかなってのがわかると出艇前の準備も変わってきますし、何より楽しみが増えます。

特に、風について見ていきましょう。

 

では簡単に天気図に触れてみましょう。

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こちらは、夏の気圧配置になります。

下の方に「T」と書いてありますが、これは台風を表します。

夏は高気圧に覆われるので、風が発生しにくく蒸し暑くなる特長があります。

普段、天気図を見てる方はなんとなくわかるかと思います。

H:高気圧

L:低気圧

T:台風(TS、STS)

×:気圧の中心

数値:中心気圧

TD:熱帯低気圧

FOG[W]:海上濃霧警報

[W]:海上風警報

[GW]:海上強風警報

[SW]:海上暴風警報

[TW]:海上台風警報

上記の表は、アジア太平洋域での用語になるので、日本の天気図はもっとわかりやすくできています。

 

高気圧

高気圧は、周囲より気圧の高いところになります。地上、海上付近では中心より時計回りに風が吹き出します。

低気圧

低気圧は、周囲より気圧の低いところになります。地上、海上付近では中心に反時計回りに風が吹き込みます。

等圧線

太い実線は1000hPaから20hPaごとに、細い実線は4hPaごとに、破線は補助線で2hPaごとに描画されています。等圧線の間隔が狭くなるほど気圧の勾配が急激になるので、風が強く吹くことになります。

 

続いて、冬の気圧配置を見ていきます。

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先ほどとは異なり等圧線の間隔が狭くなっていることがわかります。

風の吹く方向は、中心以外は等圧線に沿って吹くと考えてください。

よってこの時、関東付近では北西の風が強く吹いていることになります。

 

天気図、なんとなくわかってもらえたでしょうか??

天気図と実際の風は、その土地の地形等によっても異なります。

普段から、天気図を見る癖をつけるようにして、ホームゲレンデと天気予報との差を確認してみましょう。

 

さらに、これを応用していくと天気予報なんかもできるようになってきます。

風が起こるところでは、雲が発生します。

その雲が成長すれば、雨をもたらします。

言葉では簡単に言えますが、自然というものは本当に自由で気ままなので、わからないことが多くあります。

だから、自然のスポーツに触れたらやめられなくなるのかもしれませんね。

ウインドサーフィンは、なんて奥が深く、魅力的なんでしょう。

 

では、安全なウインドライフお送りください。

 

 

 

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