ウインドサーフィンの種目
ここでは、ウインドサーフィンを遊び方によって分類して紹介をしていきたいと思います。
アップウインド
基本的なウインドサーフィンとして、初心者からオリンピック種目まで幅広い層で使用されるダガー付きボードを使用した種目になります。
風上と風下にブイを設置して、風に対して上りの技術と下りの技術の総合技術を競う種目になります。
初心者の入り口としては、このダガー付きボードから入ることをお勧めします。
写真は、ダガー付きボードのRS-oneと呼ばれるボードとリグ一式を用いたワンデザインのレース模様です。
レーススタート前は、ワンデザインのウインドサーフィンが横一列に並びスタートしていくので、すごく綺麗な絵になります。
さらに、パンピングと呼ばれるセイルを「漕ぐ」動きをするのですが、これがまた蝶の大群が羽ばたくような絵になり、すごく神秘的です。
フリーライド
この種目は、基本的に縛られることなく、自由にウインドサーフィンで風に乗る遊びになります。
ボードには、ダガー付きボードとダガーの付いていないタイプのボードがあります。
どちらを使用してもフリーライドは楽しむことができますが、ダガーのないタイプの方が軽量に作られているため、プレーニングしやすくなっています。
また、持ち運びなども楽になります。
スクールなどで、はじめはダガー付きボードを借りて練習し、乗れるようになり、ボードの購入を考えるようだったらダガーのないタイプの購入を検討しても良いかと思います。
なんでもそうですが、仲間とスポーツをすると楽しいですよね。
ウインドサーフィンも個人競技ですが、やっぱり仲間と楽しくやるのが一番楽しいです。
スラローム
スラローム競技は、ダガーのないタイプのボードを使い、風下へ下っていくレースになります。
このレースは、何と言ってもスピードの出る試合なので見ていても楽しいです。
最大の見所は、ジャイブと言って風下にブイを回航するところにあります。
陸上でも、自動車や自転車でカーブを曲がるときにスピードが落ちますよね??
もちろん、ウインドサーフィンでも回航時速度は落ちるのですが、ここでいかにスピードを殺さずに回航するかが鍵になってきます。
さらに、セイルを返す瞬間がもうたまらなくカッコイイです!!
ちょっと写真では、わかりにくいかもしれませんが、横一線でスタートしていき、ブイをほぼ180度回航し、次のブイを目指すというのを何回か繰り返し最終的にゴールします。
でもそうしたら初めのブイ回航は、インコースの人が有利じゃんかと思った人は、とても勘のいい人です。
しかし、ウインドサーフィンのおもしろいところは、インコースが決して有利でないところにあります。
それは、風が関係してるからです。
先ほどスラロームのレースは、風下に下るレースと言いましたよね。
でも実際下るのは、ブイ回航のところが主になります。
それ以外ブイからブイへは、風に対して直角に進みます。よって横方向から風を受け進む形になります。
すると、インコースよりアウトコースにいる人の方が風上にいるので、先に風を受ける形になります。
よって、風下の人は、風上にいる人が風を遮る形になるので、どうしても不利になってきます。
ということで、この原理がわからない人もわかる人も、少しは風に興味が出てきたでしょうか??
あとは、実際に風を感じてみてください。
フリースタイル
この競技は、風に乗るというよりは、ボードを回すという要素が強いです。
スノーボードでいうグラトリのような感覚です。(スノーボードを知らない人すいません…)
また、スケートボードでいうメイク(技を決める)するような感覚です。
(スケートボードを知らない人もすいません…)
この競技は、技を競い合います。
高難易度の技が出せるかが勝負の決め手となります。
技を出すためにはいい風に乗り、さらに、海面の状態も気にしなくてはいけません。
やってる人たちは、簡単にやり遂げますが、実際にやってみようと思ったら相当な技術を要します。
水しぶきの上がり具合でとても激しいことがうかがえるでしょうか??
動画を見るととてもわかりやすいと思います。
実際に、動画を見てこれくらい出来そう!と、思う方もいるかと思います。
そういう人は是非ウインドサーフィンに乗ってもらいたいです!!
実際、ムリと感じることでしょう。
ウェイブ
最後に、ウェイブのお話をします。まさに、ホイルとジムの2人が目標としていたものじゃないでしょか。(ホイルとジムに関しては、ウインドサーフィンの歴史からご参照ください)
セイリングボードと2人が名付けただけに、風と波を操るスポーツの最高峰というべき競技でしょう。
これこそが、ウインドサーフィンです。なによりも、波に乗っている時がすごくカッコイイです!!
この競技は、風と波に乗り、サーフィンと同様に、波の上での技を競い合う種目になります。
波にのまれて道具を壊すこともあるので、かなり上級者向けの競技となります。
ウェイブが出来るようになるとカッコイイですよね。
もちろん、女の人でもウインドサーフィンは出来ます。
ウェイブだって実際に女性の選手もいらっしゃいます。
筆者の目標ももちろんウェイブまでやりたいです。
ウェイブといえば、波の三角形をジャンプ台として飛び上がる特大ジャンプですね!!
なんと、10m以上飛び上がる人もいるそうです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
どうでしたか??
ウインドサーフィンの種目わかっていただけたでしょか??
実際に筆者はウェイブの動画でウインドサーフィンとサーフィンが同時に波に乗る映像を見て、ウインドサーフィンが圧倒的にカッコよく見えたんです。
その時、絶対にウインドサーフィンをやりたいと感じました。
今では、あまり時間がなく乗れていないのが現実ですが、初めて乗った時の感動を伝えたいと思って、今、キーボードを走らせ続けています。
もし、このサイトがキッカケにウインドサーフィンを始めていただけたら幸いです。