カツオノエボシ(風船電気クラゲ)

カツオノエボシ

提供 : OpenCage

 

鰹の烏帽子の特徴

カツオノエボシは漢字で書くと「鰹の烏帽子」

烏帽子型の浮き袋をもち、カツオが旬の同時期にやってくることから名前が付けられた

最近は、海のゴミも増えてきて見間違いやすいのですが

海面を漂うビニール袋を見つけたら注意してほしい!

もしかしたら、カツオノエボシかもしれない!!

風船みたいな浮き袋から海中に長〜く伸び〜る青い触手が特徴

(海が濁っていると触手が見えず、ただビニールゴミみたいな風船が浮いているように見える)

 

まず、近づかないこと!!

 

青く長い触手に触れると、身体に電気が走ったかのような衝撃に襲われる

電気クラゲと呼ばれる由縁だ(実際に電気を帯びているわけではない)

この触手に非常に強い毒の刺胞を持っている

なので、触れてしまうと強い衝撃の後に、幹部は炎症を起こして腫れ上がる

痛みは長期間続き、発熱して寝込むこともある

また、死亡例も報告されているので、安易に近ずいたり触れたりしないこと!

触手が触れたところは、痛みが消えた後も傷跡として残り一生涯消えることがないともいわれている

 

体長は

浮き袋が10cm程度

触手は、長くて50cmにもなる

 

 

どこにいる??

夏季の暖かい南風に乗って本州太平洋側沿岸に漂流

海面に集団で漂っていることも珍しくない

動力源は基本的に風のみなので、風上側から流れてくる

海岸に打ち上げられていることも結構よく見られるので、誤って触れないように注意してほしい

切り離された触手でも毒の効力は継続するので、触手には特に触れない

 

 

応急処置方法

・触手が幹部に残っている場合は海水で洗い流す(素手で洗い流さない、真水で洗い流さない)

・氷や冷水を袋に入れて、幹部を冷やす

・出来るだけ早く病院へ行くようにする

 

 

実は…

食べられます!!

 

アオミノウミウシに!! (決して食べないでください)

コイツです↓

アオミノウミウシ

提供 : Wikipedia

ブルードラゴンとも呼ばれるかっこよさ!!

世の中、不思議がいっぱいですね

しかし、こいつも毒を持っているので注意してください

 

 

最後に

カツオノエボシの危険度がわかりましたか?

海面に浮遊するビニールゴミには、注意してください

風を利用するウインドサーフィン

やっている最中にカツオノエボシに囲まれると恐怖ですね

夏時期は特に周囲を警戒をしましょう

 

 

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